「子ども食器 いつから? いつまで?」家庭でのリアル調査&陶器デビューの年齢目安

「子ども食器 いつから? いつまで?」家庭でのリアル調査&陶器デビューの年齢目安

 

目次

1. はじめに:子どもの食器“いつから?いつまで?”という悩み

2. 離乳食期(生後5〜6ヶ月〜):親が持つ器時代と陶器のメリット

3. 自分で持ちたい&投げたい期(1〜2歳):無理に陶器じゃなくてOK

4. “わかってきた”期(2〜3歳):陶器再デビューのタイミング

5. 幼児〜小学生:陶器が育む感性と食卓の変化

6. 陶器のメリット・デメリットまとめ

7. まとめ:子ども用食器はいつまで?陶器はいつから?

 

 

⒈ はじめに

子育てをしていると、ふと気になる瞬間があります。


「陶器っていつから使っていいの?」

「子ども用の食器っていつまで使うんだろう?」


SNSや育児書にも正解はたくさん載っていますが、実際の家庭の状況や子どもの性格によって、タイミングも選ぶ器も全く違いますよね。


陶器屋である竹堂園としては…

正直に言うと、離乳食期からずっと陶器を使ってもらえるのが一番嬉しいです。


陶器にはたくさんの魅力がありますし、

幼少期から「本物」に触れる経験は、きっと将来の感性を豊かにすると信じているからです。



でも、同時にこうも思っています。


“育児に正解はありません。無理のないタイミングで、子どもに合った器を選んでほしい。”


お皿を投げてしまう時期、スプーンで叩く時期、何でも手づかみで豪快に食べたい時期…

陶器だと逆に大変な瞬間もあります。


今日は家庭のリアルな声と体験談を交えながら、

「いつまで子ども用食器?」「いつから陶器?」に答えていきます。

 

 

 

 

⒉ 離乳食期:基本は“親が持つ器”時代

(生後5〜6ヶ月頃〜)


この頃は、赤ちゃんが自分で器を持つというより

ママやパパが器を持って食べさせる時期です。


だからこそ、実は…

陶器がとても使いやすいタイミングでもあります。


● この時期に陶器がおすすめな理由

電子レンジOK

食洗機OK

におい・色移りがしにくい

洗いやすく衛生的


たとえば、にんじんやほうれん草など色の濃い離乳食。

プラスチックのボウルはすぐにくすみが出たり、におい移りが残ったりしますよね。


陶器ならその心配がほとんどありません。

親の手で支えながら使うので、割れるリスクも少ないです。

 

● 実際の声

『最初の子のときはプラの器ばかりでした。

2人目で陶器デビュー。洗いやすさとにおわなさに感動…!』(30代・ママ)


ただし、赤ちゃんが自分で持ちたがり始めたら注意!

落下・投げる兆しが見えたら、いったん柔らかい素材に変更しましょう。

 

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⒊ 自分で持ちたい&投げたい期

(1歳〜2歳頃)


この時期は言わずと知れた“豪快チャレンジ期”。

お皿を両手で持ち上げてひっくり返したり、

「バンッ!」とテーブルに叩きつけたり…。


陶器を推す私たちでも、ここはハッキリ言います。


● 正直に言います

この時期は無理に陶器じゃなくてOK!


むしろ、

• プラスチック

• シリコンボウル(吸盤付きも◎)

• 木製皿


など、

子どもの“やってみたい”を尊重しやすい素材が便利です。


育児は、器を守るより笑顔を守るほうが大切。


 

● リアル体験談

『1歳前後、陶器で頑張っていましたが…毎食バトル。

思い切って柔らかい素材にしたら、心が救われました。笑』(20代ママ)


『うちの子は投げないタイプだったので1歳半で陶器デビュー。

性格って大きい!』(30代ママ)


子どもごとに全然違いますよね。

なので、焦って陶器を使う必要はないと思います。



⒋ “わかってきた”期

※写真のSUCUUは旧カラー


(2〜3歳頃)


少しずつ「器は投げない」「大事に使う」

という概念が育ってきます。


ここで陶器復帰のチャンス!


● この時期のポイント

子どもが器を扱う姿勢が安定する

「大切にする」を教えやすい

食育として意味が出てくる


陶器の器を使いながら

「ものを大切にする練習」ができる時期です。


● 私の実体験より

娘が小さい頃に、スプーンが器に当たった時に音がする事に気付き、楽器のようにカンカン叩いて鳴らし始めました。

「器さん痛いしカンカンする物じゃないよ。」と伝えてみました。

すると、ぴたりとやめて「痛い痛い」と器をなでなでしてそっと触るように。小さいながらも理解してくれたので、“伝える”って大切だと実感しました。私たち大人も同じですが、大切に扱っていてもアクシデントが起きて割れてしまう事もあります。

娘も大切にしていたお茶碗が割れてしまった事がありました。その時はとっても悲しそうにしていましたが、「このお茶碗はバイバイだけど、次のお茶碗はもっともっと大事にしようね!」と伝えてそのお茶碗とさよならしました。この経験も学びだと思います。

 

割れる素材だからこそ、扱い方を学ぶきっかけになるのも陶器の良さです。

ただ、これもその子の性格にもよるかと思います。我が家では第二子の息子の場合はこんなにすんなり行かないのが現実です。


注意されても言ったすぐはやめますが、数分後にはまた同じ事を繰り返します。

何度伝えてもなかなか伝わらない!でも、ある日遊んでいてお茶碗が肘にぶつかって床に落ちてお茶碗が割れてしまいました。

その時にようやく彼は「本当に割れるんだ!」と学びました。それ以降、何も言わなくても優しく扱ったり、ぶつからないように気を付けたりする事ができるようになりました

学び方はその子によって違うかもしれませんが、このように扱い方を学んで行くんだと思います。

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⒌ 幼児〜小学生:器で育つ感性

幼稚園・保育園に入る頃には、

ほとんどのお子さんが陶器に移行できます。

 

食卓の雰囲気がぐっと変わる

“自分の器”がある喜び

料理が美味しく感じる


陶器ならではのあたたかみは、

子供の五感を刺激します。


「これ、ぼくの器!」と誇らしげに食卓に並べる姿は、親冥利につきます。


物を大切にする気持ち、

料理や食卓を楽しむ心、

きっと育っていくはずです。

 

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⒍ 陶器のメリット・デメリットまとめ


◆メリット

電子レンジ&食洗機OK(ものによる)

におい・色移りしにくい

高温洗浄できて衛生的

食卓に“ちゃんとした空気”が生まれる

使うほどに手に馴染み、愛着が湧く

“大切に扱う”ことを学べる


◆デメリット

割れる可能性がある

投げ期は扱いづらい

落とすと重さが響く


だからこそ、時期と性格に合わせることが大切です。


⒎ まとめ:子どもの食器いつまで?陶器はいつから?

 

《離乳食期(親が持つ)》

☑️陶器◎


《自分で掴み投げたい期》

プラ/木/シリコン


《少し理解し始めた頃》

☑️陶器再デビュー


《幼児以降》

☑️陶器◎


陶器は「ずっと使える器」ですが、ずっと無理に使う必要はありません。


大切なのは、子どもの成長ペースに寄り添い、家族が笑顔で食卓を囲むことだと思います。


そしていつか、子どもが器をそっと両手で持ってくれる日が来たら

ぜひまた陶器を選んでみてください。



竹堂園は、子どもの「できた!」と、家族のあたたかな食卓を応援します。

無理なく、楽しく、長く使える陶器をこれからも届けていきます。

 

 

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